イエス・キリストは、人を愛し、子どもを愛し、この世で弱く小さくされた人たちにあなたたちは「世の光」です、との神の思いを告げ知らせた方です。この神の願いのもとで、鴨東幼稚園は、1934 年以来「人を愛する子どもに育てたい」の理念を掲げ、一貫した愛の手作り保育を実践してきました。
私たちの幼稚園は小さな幼稚園ですが良いことがあります。それは保護者の方も、子どもたちもクラス・学年を超えて皆、友だちになれるということ、そして子ども一人一人の個性に光をあてて、育ててゆくことができることです。「人よりゆっくり」「いろいろなことを感じやすい」「わんぱく」、すべての個性は生まれた時に神さまからいただいた贈り物です。愛され、受け入れられることで個性はその子の良い点として育っていきます。
個性は生きる力、個性を表現できることは、自分の命をこの世に輝かすことです。子どもは愛され見守られていると実感することで、友だちとのつながりを創造し、興味をもって学び、考え、表現することができるようになります。その成長の根っこを育てることを私たちは大切にしています。
- ●愛されていることを喜び、愛することを喜ぶことのできる子ども
- ●神さまと人、自然、いのちを大切にする子ども
- ●思いやりと「ありがとう」の心をもつ子ども
- ●創造性豊かに、のびのびと表現できる子ども教育目標
子どもの学びの基本は「あそび」です。「あそび」の中で体験したこと、考えたこと、友だちとの関わりから学んだことは、子どもの一生の学びの基礎となります。実際には数の概念や言葉の豊富さ、科学的な興味、他の人とどう関わるのかなど、生きていくのに必要な大切なことのほとんどは小さい頃の「あそび」から身につくものなのです。今の時代は体験の伴わない知識ばかりが溢れていますが、そのような知識からは子どもの積極性や創造力、自発的な社会性は育ってゆきません。
鴨東幼稚園では、子ども自身が自ら経験し、成長していくことを第一に考え、目先の成果を急がずに、子どもの成長を助け見守ることを大切にしています。
良質の木のおもちゃ、木の手触りを大切にする家具・遊具、床に触れることの多い満3歳と3歳児クラスには無垢材の床暖房を設置し、鴨東幼稚園では子どもの成長を第一に保育環境を整えています。
園庭の遊具も深く彫り込んだ檜の砂場や素材から吟味されたコンパン社(デンマーク)製のものを設置しています。