鴨東幼稚園

臨床心理士・ゆかこ先生のおはなし

こどもって“こんなもの”とおおらかに

幼稚園では色々な行事がありますが、その度に子どもたちはそれぞれに成長した姿を見せてくれ、しみじみ感慨深い思いがします。けれども、日々の生活の中では、ついつい「早くしなさい!」「ちゃんとしなさい!」と急かしたり叱ったりすることが多くなり、子どもたちの成長に目を向けることが難しいことがあるかもしれません。
急いでいる時に限って子どもはさっさと動いてくれないし、食事の時などは、遊び食べ、だらだら食べ、おふざけばかり。また、子どもの生活習慣やお行儀を身につけることは、いずれは必要なことですが、毎日毎日気にしていては、子どもも親も疲れてうんざりしてしまいます。
“好奇心のかたまりの幼児期の子どもはこんなもんだ”、“気づいたらいつの間にかできるようになっている”というくらいに、肩の力を抜いて、ゆったりと子どもの成長を見ていくことができればいいですね。
とは言っても、実際にはなかなか難しいもの。次に、いくつかの考え方のポイントを挙げてみます。

〈 おおらかに子育てするための少しのヒントになれば・・・ 〉

○ 食べ物の好き嫌いは、無理に何でも食べさせようと思わず、食べるものだけでも大丈夫。年齢と共に食べられるものが増えてきます。代わりのもので栄養がだいたい摂れていればOKです。(例えば、野菜の代わりに100%ジュースなどでも。)
○ 食べる量は、ほしがる量がその子にとって必要な量です。極端にやせたり、太ったりしすぎてなければ、心配ありません。
○ お行儀は、大人が良いお手本を見せていれば、大きくなった時には自然に身についています。特に食事の時は、何よりも楽しく美味しく食べられることが、心身の健やかな成長にとって大切です。
○ 身の回りのことをなかなか自分でしない場合は、大人がいくらでも手伝って大丈夫。(ごはんを食べさせる、くつや服を着せるなど。)本当に自分ですべき時には、できるようになります。
○ お片付けも、親の方に余裕がある時は一緒にゲーム感覚で楽しみながら、子どもがしない時は、親がぱぱっとしてしまってOK。その方がお互いのストレスが減ります。